【シリーズ】ギタリスト機材遍歴 #3
※前回はGT-1で感じた限界から、マイアンプを探すきっかけまでを紹介しました。今回はGTX100購入に至るまでの経緯です。
Fender Mustang GTX100購入までの道のり

〜軽さを取るか、メイン感を取るか〜
マイアンプ欲が再燃したきっかけ
2025年4月、こすもえらしぃとして初めてライブハウスのステージに立ちました。
そのリハーサルで、対バンのギタリストが持ち込みアンプを使っていて、その音の心地よさにびっくり。
「毎回違うハコのアンプに合わせて音作りするのは面倒だな…」という思いと、「あの安定した音が羨ましい」という感情が同時に湧き、マイアンプ熱が一気に高まりました。
候補1:VOX VX50 GTV

最初に目を付けたのはVOX VX50 GTV。
なんといっても軽い。車への積み下ろしや持ち運びの負担を考えると、これはかなり魅力的でした。
しかし、同時に「これをメインアンプとして据えるのは、なんか違う」という感覚も…。
理由は大きく3つ。
- ちょっと小さすぎる?(それが良さでもあるのですが)
- VOXアンプにこれまで馴染みがない
- ミドルの物理ノブがない
軽さは魅力だけれど、“自分のメイン機材”としては踏み切れませんでした。
候補2:GT-1+CM-30+PA直

実は、もう一つ候補がありました。
それがBOSS GT-1+Roland CM-30+PA直という組み合わせ。
軽くて、音量面も安心、コスパも悪くない。
ただ…ギターアンプらしからぬ見た目で(実際モニターアンプなので当たり前ですが)なんだかテンションが上がらない。ということで、この案は静かに脱落しました。
Fenderアンプへの意識シフト
そんな時、ふと大学時代のバンド仲間を思い出しました。
当時一緒にやっていたもう一人のギタリストはFenderのアンプを好んで使っていたのです。
そして今、自分のギターもFender。
「じゃあ、アンプもFenderで揃えたら?」
この発想で、一気にFenderアンプに興味が傾きました。
条件を整理
こうして候補を絞り込みつつ、改めて条件を整理しました。
- 家でもスタジオでもライブでも使える
- 出力は30W以上(ライブを想定)
- 予算は10万円以内
この条件に当てはまったのがFender MustangシリーズとChampionシリーズ。
Mustang vs Champion
ChampionもMustangも周りで試奏できる環境がなかったので、外部アプリで多彩なサウンドを作れるMustangの方が、「思ったのと違うな」となる可能性が少なく済むかもしれないという希望的観測。そしてこれまでマルチエフェクターばかり使ってきたけど、それなりに満足してきたので、多分自分なりには満足できるはず!と信じ、Mustangに惹かれていきました。
50Wか100Wか問題
ここで迷ったのが出力。下調べ的には30Wあれば家でもスタジオでもライブでも使えそうなので50Wが良いかなと思っていました。ちょっと軽くて小さいし。
しかし、フットスイッチも同時購入することを考えると、100Wモデルの方がなぜか安い。
重たくて大きいのはちょっと・・・という思いもありましたが約9kgと10kgの差なら誤差の範囲と言い聞かせて100Wを買うことにしました。
また、真空管に比べてトランジスタは3倍の出力が必要!というような記事も見て、「Mustangの50Wだと実質16W換算!?せっかく買ったのにライブで使えないのだけは避けたい」と思ったのも100Wを選んだ理由です。
実際に使ってみて
正直、家でも使うと考えると50Wの方が良かったかも。
なんというか、ボリュームを一番絞った状態の音でも今の住宅環境で弾くにはちょっと大きい音がする・・・
そして、アンプのマイキングをせず生音だけで届けるライブを2回しましたが、どちらもボリュームは半分以下で十分な音が出ていたので、50Wの方が良かったかもしれない…という思いはあります。
今度野外ライブの予定があるので、その時に100Wにしといて良かったと思えるのか、マイキングするなら50Wでも一緒か・・・となるのか期待と不安が入り混じっています。
まぁせっかく悩んで買ったアンプなので、買い替えはしないと思います。
出力調整もできて、軽くて小さいVOX VX50 GTVを持ってみたい気持ちはまだありますが(笑)、当分はGTX100が僕の相棒です。
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